バーチャルYouTuberの先駆けとして世界中に愛されたキズナアイ。そんな彼女の声が変わったといいう噂や、その後の活動休止のニュースに涙した方もいらっしゃるのでは?
この記事では、キズナアイの“声”を支えた春日望さんや、活動休止の背景、そしてその後の展開まで詳しく解説します。
キズナアイの前世と噂された春日望さんとは?
世界中で人気を集めたバーチャルYouTuber「キズナアイ」。その可愛らしい声と明るいキャラクターのおかげか、「中の人」が誰なのか―という長年の疑問がありました。ファンの間では、声の特徴から早い段階で“春日望さんでは?”という声も上がっていました。
春日さんは声優・歌手として活動しており、ナチュラルで感情豊かな声が特徴の方です。そして、キズナアイの持つ温かみや明るさと見事にマッチしていたためか、多くのファンが「春日望さんがキズナアイだ」と確信していったのです。
春日望さんのプロフィール
春日望(かすが のぞみ)さんは、群馬県出身の声優で、誕生日は6月30日です。音楽大学で声楽を学んだのち、声優としてアニメやゲームに出演されました。そして、表現力豊かな声質と歌唱力が高く評価され、2016年に登場したキズナアイのボイス担当として注目を浴びることとなりました。2020年には「Kizuna AI株式会社」設立時に、アドバイザーとして関わることを発表して、キズナアイの“生みの親の一人”として公式に関与していることが明らかになりました。
顔バレ・年齢・経歴などの基本情報
春日望さんは、一部のイベント出演やインタビューなどを通じて顔出しも行っています。柔らかな雰囲気のナチュラルな美人で、キズナアイの“声の印象そのまま”とも言われるほど、かわいらしい方です。年齢については非公開ながら、20代後半〜30代前半と推定されています。声優としては「アイカツ!」やナレーションなど多方面で活動する一方で、アーティストとしての一面も持っています。
結婚や炎上の噂は本当?
春日さんに関しては「結婚している」あるいは「炎上した」といった噂がSNS上で拡散されたこともありました。しかし、信頼できる公式発表や報道はなく、いずれも根拠の薄い推測レベルに過ぎません。春日さん自身はプライベートをあまり公にしておらず、噂がひとり歩きした可能性が高いと考えられます。
とはいえ、彼女の、誠実で丁寧な姿勢から、多くのファンに信頼されていらっしゃるようです。
春日望さんが“キズナアイの中の人”と判明
2016年のデビュー当初から“声が似ている”と注目されていた春日望さん。2020年4月、ついに公式にその関係が明らかにされました。春日さんはX(旧Twitter)にて、「Kizuna AI株式会社にアドバイザーとして関わり、大好きなキズナアイちゃんのサポートができることになりました」と投稿。長年の噂が事実だったことが確定しました。
「アイちゃんはアイちゃん、私は私」発言の意味
話題となったのが、春日望さんの言葉―「アイちゃんはアイちゃん、私は私。これからもキズナアイちゃんのサポートをできることが嬉しい」
この発言は、春日望さんが“中の人”としての境界を明らかにして、キズナアイと自分自身を切り離し、キズナアイというキャラクターを尊重しているものと言えるでしょう。単なる声優ではなく、キズナアイという存在を支える“パートナー”としての誇りが感じられます。
アドバイザー就任と今後のサポート活動
春日望さんは2020年以降、Kizuna AI株式会社のアドバイザーとして活動していて、公式イベントや楽曲制作など、裏方としてプロジェクトを支えています。自身のSNSでも、あくまで「私は裏方として応援している立場」と語り、 キズナアイというキャラクターの独立性を守り続けているのです。このスタンスが多くのファンに好印象を与え、 “中の人”ではなく“キズナアイを愛する1人の創り手”として、尊敬を集めています。
キズナアイは声が変わったのか?
調査したところキズナアイさんの中の人は今も変わらず春日望さんです。しかし、一部ネット上では復帰後にキズナアイさんの声が変わった?との意見もありました。
声が変わったように感じる理由
なぜ声が変わったように感じるのか?その理由は、次の2つが考えられます。
1.表現方法の変化によるもの
活動休止中に表現方法を模索したことで、復帰前と後で声色や喋り方に変化が生まれました。それをキャラクター自身の印象変化として捉えられてしまった可能性があります。
2.活動の主軸を音楽にシフトしたこと
復帰後は活動の主軸を音楽へとシフトチェンジしています。その結果、以前よりもアーティスト色が強まり、声の変化として感じられるようになったのではないかと考えられます。
中の人騒動に対する公式の対応
一部ファンによる声が変わったとの反応を受けて、キズナアイさん本人による証明動画を公表しました。
過去の発言を実演してみせることで変化していないことを証明する内容です。
こちらの動画は、公開初日で50万回再生され、YouTubeの急上昇ランキングにも掲載される人気動画となりました。
キズナアイの活動休止の理由とは?
2022年2月、キズナアイは「無期限の活動休止」を発表しました。長年支えてきたファンにとっては、衝撃のニュースでした。現在は、新たなAIキャラクターやデジタルプロジェクトが続々と登場しており、キズナアイが切り開いた道を、多くのクリエイターたちが受け継いでいます。これからも春日望さんとキズナアイの物語は、デジタルカルチャーの象徴として語り継がれていくでしょう。活動休止の背景には、AI技術やVTuber業界の変化、そして“次のステージ”への準備があったと考えられています。その後、2023年には「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」を開催し、新たなAIプロジェクト「Kizuna no Allele(キズナのアレル)」へとつながりました。キズナアイは“デジタル文化の象徴”として、次世代にバトンを渡しました。つまり、活動休止は終わりではなく、“進化のための一区切り”だったのです。
まとめ
キズナアイの中の人として知られる春日望さんは、ただの声優ではなく、キズナアイという存在を支える“魂のパートナー”です。「アイちゃんはアイちゃん、私は私」という言葉が象徴するように、キャラクターと現実の境界を大切にしながら、彼女は今も変わらずキズナアイを見守り続けています。活動休止を経ても、その存在はファンの心にしっかりと生き続けていることでしょう。








